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“ゴースト血管”って一体なに!?身体の冷えにはゴースト血管を修復することが効果的!

もうすっかり寒くなり、コートやマフラーが手離せない時期が近づいてきましたね。
冬になると沢山のイベントがありワクワクします。
家族でお出かけをしたり、外出する機会が増えますので、健康には気をつけたいものです。
冬といえばお鍋や温かい飲み物が恋しくなりますが、寒い=身体の冷えによる悩みが、より一層深まる時期ではないでしょうか。
特に女性は"冷え"で悩まされている方が多いと思います。
身体の末端の"冷え"で夜の寝つきが悪くなったり、風邪を引きやすい体質になってしまったり、身体が冷える事により様々な不調を招いてしまいます。

そこで、今回は身体の"冷え"に大きく関わっていると言われる"ゴースト血管"について、詳しくご紹介したいと思います。

ゴースト血管って一体なんのこと?

皆さんはゴースト血管という単語を聞いたことはありますか?2016年の冬頃から、TVなどのメディアに取り上げられ話題になったので、聞いたことがある方は多いかもしれません。
ゴースト血管とは何なのかというと、血液の流れが全くない血管のことを呼びます。
全身の血管の9割以上を占めているのは、微細な毛細血管です。
その毛細血管は外側の「壁細胞」と、内側の「内皮細胞」の二重構造になっています。
この2つがピタッと密着していることで、血液がスムーズに流れる仕組みになっています。

ところが、毛細血管がダメージを受けたり老化してしまうと、この2つの細胞が剥がれてしまうため、血液の流れが悪くなり、様々な弊害(シミ・シワなどのお肌の老化、冷えなどの血行不良、生活習慣病などの病気)が生まれてしまうのです。

特に女性は40代以降から急速に毛細血管がゴースト化するといわれており、身体の熱を運んでいる血液が手の先や、足先など、身体の末端に血液を運べなくなるため、身体の末端の"冷え"で悩まされている方が多いと言われているのです。
恐ろしい”ゴースト血管”ですが、身体の内部のお話なので、悪化させない為には毛細血管を修復しなくてはなりません。

“ゴースト血管”減少のカギは”Tie2”の活性化!

毛細血管を修復するには、内皮細胞と壁細胞の2つが活性化し、ぴったりとくっつけることが重要になります。
健康な状態であれば、壁細胞からは「アンジオポエチン-1」という成分が分泌されていて、これが内皮細胞の「Tie2」(受容体型チロシンキナーゼ)という分子を活性化させることによって、毛細血管の細胞はぴったりと密着しています。
しかし、壁細胞が傷つくとアンジオポエチン-1が分泌されず、「Tie2」が活性化しないために細胞が剥がれてしまい、栄養分や老廃物が漏れるようになってしまうのです。

つまり、この「Tie2」を活性化させれば毛細血管の老化を防ぐことができ、血液の流れも良くなるというわけです。
"ゴースト血管"の修復には「Tie2」の活性化が不可欠という事ですね。

「Tie2」を活性化させて毛細血管を修復しよう!

そうなれば、今すぐにでも活性化させたい!!と思いますよね。
「Tie2」を活性化させる方法はいくつかありますが、自宅で簡単にというママさんのニーズに応えられる「お風呂」「運動」「食べ物」での”Tie2活性化術”をお伝えします。
順にみていきましょう。

お風呂
熱いお湯に浸かると気持ちいいのは確かなのですが、じつは身体の内側では交感神経が刺激され、血管が収縮してしまい血行によくありません。
血行を良くするためには38℃~40℃のぬるめのお湯に浸かるのが良いです。
また、発泡性の入浴剤から出る泡も、皮膚近くの毛細血管を刺激し血流を促す効果がありますよ。

運動
運動は適度に行うのが良いとされます。
運動不足、つまり身体を動かしていないと、身体が「すみずみまで栄養を届ける必要がない」と認識してしまい、毛細血管そのものが減っていってしまいます。
逆に激しい運動をしすぎても、こんどは活性酸素が体内で発生しやすくなってしまい、毛細血管に負荷がかかってしまうため、注意しましょう。

食べ物
最近テレビでも話題になった"ヒハツ"という食材をご存知でしょうか。
ロングペッパー、ナガコショウなどの名称でスーパーで売られていて、沖縄料理に欠かせない香辛料として使われています。
このヒハツには「Tie2」を活性化させ、血流を促す効果があるため注目されています。

さいごに

恐ろしい”ゴースト血管”と、それを改善するための「Tie2」を活性化させる方法。いかがでしたか?
みなさんもぜひ実践して、毛細血管を健康に保ちましょう。
特にこれからの時期、女性の天敵である"冷え"に効果的と言われていますので、みなさんもぜひ実践してみてくださいね!

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