
11月に入り、朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたね。
いよいよ冬本番が近づいていますが、
「暖房をつけてもなかなか部屋が温まらない」
「電気代が気になる…」というご家庭も多いのではないでしょうか。
暖房を強くする前に、まずは「暖房の効き」が悪くなっている根本原因を解消することが大切です。
今回は、お金をかけずにできる【すきま風対策】と、暖房効率を格段に上げる【節電アイデア】をご紹介します。
家族みんながポカポカ快適に過ごせる「温かいおうち」を一緒に作りましょう!
目次
暖房効率を奪う最大の敵!【すきま風対策】

部屋が温まらない最大の原因は、窓やドアの「すきま風」です。
温められた空気の約58%は窓から逃げていると言われています。
まずは、冷たい空気の侵入を防ぎましょう。
🪟 窓・サッシ周りの冷気シャットアウト術
▶︎ 断熱シートを貼る
窓ガラスに貼るタイプの断熱シートは、冷気の侵入を防ぎ、室内の熱を逃がしにくくする効果があります。
ホームセンターや100円ショップで手軽に入手できます。
▶︎ 厚手のカーテンに変える
床まで届く、厚手のカーテンに変えるだけでも効果的です。
カーテンと窓の間に空気の層ができ、断熱効果が高まります。
🚪 ドア・換気口周りのすきま埋め術
▶︎ すきまテープを貼る
玄関や窓のサッシなど、わずかなすきまから冷気が入ってくるところに、
すきまテープ(スポンジ状のテープ)を貼りましょう。
▶︎ ドア下は「ドアストッパー」
ドアの下にある大きなすきまには、布製のドアストッパーや、細長く丸めたバスタオルを置くだけで、冷気の侵入を効果的に防げます。
暖房効率を格段に上げる【魔法の節電アイデア】

冷気の侵入を防いだら、次は暖房器具の効率を最大限に高めるための工夫です。
🌪 サーキュレーターを味方につける
▶︎ 暖気は上に溜まる
暖かい空気は軽いため、天井付近に溜まってしまいます。
そのため、足元はいつまでも寒いままになりがちです
<使い方>
サーキュレーターを暖房器具の対角線上の天井に向けて設置し、暖かい空気を攪拌(かくはん)させましょう。
これにより、部屋全体の温度が均一になり、設定温度を下げても暖かく感じられます。
♨︎ 加湿で「体感温度」を上げる
▶︎ 湿度が大切
湿度が高いほど、人は暖かく感じます。
乾燥した部屋で暖房を強くするよりも、適度な湿度(50〜60%)を保つ方が、体感温度は上がり、快適に過ごせます。
▶︎ 電気を使わない加湿
電気代を抑えたい場合は、濡らしたタオルを暖房器具の近くに干したり、お湯を沸かしたヤカンを置いたりするだけでも効果があります。
🧹 暖房器具の「裏側」をチェック!
▶︎ フィルターの掃除
エアコンの場合、フィルターにホコリが溜まっていると、暖房効率が大幅に低下します。
月に1〜2回の頻度でフィルター掃除をするだけで、節電効果が期待できます。
▶︎ 家具の配置
エアコンの風の通り道を塞ぐように家具を置いていると、暖かい空気が循環しません。
家具の位置を見直し、暖かい空気が部屋全体に流れるようにしましょう。
まとめ:ひと手間かけて、心地よい冬を迎えよう
冬の寒さ対策は、暖房器具に頼り切るのではなく、
-
・「熱を逃さない」
-
・「空気を循環させる」
-
・「湿度を保つ」
という3つのポイントが重要です。
100円ショップのグッズでできる手軽な対策も多いので、ぜひ冬本番を迎える前に、家族みんなで「温かいおうちチェック」をしてみてくださいね。
心地よく温かい部屋で、家族みんなが健やかに冬を過ごせますように。