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2025年09月23日

100円グッズで青じその水耕栽培に挑戦!家庭で楽しむプチ農園ライフ

ベランダや窓辺で育てられる水耕栽培は、土を使わず手軽に植物の栽培ができるので、物価高の今、また人気が出てきています。特に「青じそ(大葉)」は、家庭料理に欠かせない薬味として使う機会が多く、家にあるととても便利。
「でも、水耕栽培って難しそう」「専用のキットを買うと高いのでは?」と思う方も多いでしょう。実は、100円ショップで手に入る材料だけで気軽にスタートできるんです!
この記事では、私が実際に100均グッズを使って青じその水耕栽培に挑戦した体験をもとに、準備から栽培の流れ、気づいたポイントまでを詳しくご紹介します!

用意したもの(すべて100円ショップで調達!)

今回のテーマは「お金をかけずに気軽に挑戦する」こと。
材料はすべて100円ショップで揃えました。

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【材料】

  • ・栽培容器(豆苗栽培カップ)
  • ・スポンジ(台所用の薄いスポンジを使用)
  • ・液体肥料(100円ショップで販売されているものでも)
  • ・青じその種(100円ショップの園芸コーナーにあります)

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合計しても数百円。市販の水耕栽培キットの購入には数千円かかることを考えると、かなりお手軽に始められます。

青じその種まき~発芽

まずは、スポンジのメッシュの部分を切って中のスポンジだけを取り出します。

次に、取り出したスポンジに3センチ角程度の切り込みを入れます。

この切れ込みが「種を置く場所」になります。そこに青じその種を数粒程度入れて、たっぷり水を含ませました。

ポイントは、スポンジを水で湿らせすぎないこと。びしょびしょだと種が腐りやすくなるため、表面が常にしっとりする程度が理想です。

種をまいたスポンジを窓際に置いておくと、数日で小さな芽が顔を出しました。

この瞬間のワクワク感は、水耕栽培ならではの楽しみです。

芽がでてきたら、同じ場所から出ている芽を間引きます。
最終的に、3~5本程度が残るように、成長を見ながら適宜間引いていきます。

また、間引き作業と並行して、芽がでてきたら液体肥料をあげるようにしましょう。
肥料をあげた後はカビや藻が発生する原因にもなるので、毎日または2、3日に一回は水を変えるのが理想です。
スポンジの下から白い根が水に伸びていくのを見ると、「ああ、根がちゃんと育ってる!」と嬉しくなります。土がない分、成長過程を視覚的に楽しめるのも水耕栽培の魅力です。

毎日の管理と成長の様子

「毎日の管理」といっても、ここからの作業は難しいことはありません。

  • ・水位をチェックし、減っていたら水を足す
  • ・2、3日に一度は水を新しいものに交換する
  • ・葉が混み合ってきたら少し間引く

やることは、これだけです。

1週間ほどで青じその本葉が出始め、2週間目には葉のギザギザがはっきりしてきました。水耕栽培は成長が早く、日ごとに大きくなるのが見ていて楽しいです。

気づいたメリット

実際にやってみて感じた「青じそ水耕栽培」のメリットは、以下の通りです。

▶︎ とにかく安い

最初の投資が数百円なので、気軽に挑戦できます。プランターと土を用意して…といった費用と手間がないので、自家栽培の第一歩におすすめです。

▶︎ 土を使わないから清潔

土を使わないため、虫の発生も少なく、ベランダがなくても室内で育てられるのが魅力です。以前、プランターで青じそを育てた際には虫食いが多く、生食するのに躊躇したことがありますが、水耕栽培ではそのような心配がありません。
また、土はゴミとして捨てられない自治体が多いので、栽培後の処理に困ることもあります。水耕栽培であれば、やめるときに頭を悩ませることがないのもポイントです。

▶︎ 成長が見える

根が水に伸びる様子を観察できるので、子どもと一緒に楽しみながら植物の成長を学ぶ機会にもなります。食育としてお子さんの苦手な野菜を育ててみたり、自由研究や自己学習として毎日観察してみたり、知的好奇心を育てる一環として取り入れてみるのもおすすめですよ。

▶︎ 使いたいときに収穫できる

青じそはお店で買うとすぐに傷んだり、気が付くと「しなしな…」と元気がなくなっていたりすることもありますよね。しかし水耕栽培なら、毎回新鮮な状態で必要な分だけ収穫可能。お刺身の付け合わせとして1~2枚だけ欲しいという場合にも、とても便利です。

困ったこと

メリットがたくさんある一方で、やってみてわかった課題もあります。

▶︎ 藻が発生する

液体肥料は、光に当たると藻が発生してしまいます。藻が発生すると、カビの発生や根が弱る原因になります。
対策としては、アルミホイルなどでスポンジ部分を覆って遮光すると、藻の発生を抑えることができるようです。今回育てた我が家の青じそには残念ながら藻が発生してしまいましたが、次回チャレンジする時にはアルミホイルで覆う対策をしようと思います!

▶︎ 収穫時期の見極め

 大きくなった葉を放置しすぎると、葉が硬くなり、美味しくなくなってしまいます。かといって、一度に全ての葉を収穫してしまうと株が弱ってしまうことも。一株につき2枚程度、元気な葉を残しながら収穫していくのがちょうどよいと感じましたので、ぜひ参考にしてください。

ちなみにわが家の青じそは、1か月ほどでスーパーで売られている青じそと同じくらいのサイズに育ちました。
さっそく収穫して冷ややっこにのせたり、おにぎりに巻いたり。自分で育てた青じそは香りが濃くて、市販品よりも新鮮さが段違いでした。

100円ショップで揃う水耕栽培は初心者にぴったり

今回、100円グッズを使って青じその水耕栽培に挑戦してみましたが、結果は大成功でした。特に印象的だったのは、「必要なときに、必要な分だけ収穫できる便利さ」。使い切れずに冷蔵庫でしなびる心配がないのは、とても大きなメリットです。青じそ以外にも、バジルやレタス、ミントなど、ハーブ類や葉物野菜は水耕栽培と相性が良いので、次は別の植物にも挑戦してみようと思っています。

「栽培に挑戦したいけど失敗が怖い」「ベランダ菜園はハードルが高い」と感じる方に、100円ショップで揃う水耕栽培はうってつけです。

小さな緑を育てるだけで、キッチンや窓辺の一角が目にも鮮やかな空間に。日常がちょっと豊かに変わります。あなたもぜひ、100円グッズで手軽に「プチ農園ライフ」を始めてみませんか?

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