目次
–このコラムは、思春期の渦中にある16歳の男性ライターが執筆したものです。–
みなさんは「子供の思春期」と聞いてなにを思い浮かべますか?
それぞれのご家庭によって思い浮かべる事は違うと思いますが、ほとんどの方が以下のように思われているのではないでしょうか?
- ■親と話したがらない
- ■親とはなるべく関わりたくない
- ■色々なことにイライラする
しかしこれは親目線から見た意見で子供自身はそんな風には思ってないかもしれません。実際に私も現役高校生なのですが「親と話したくない」、「関わりたくない」とは思ったことはありません。
ただ学校生活や友人関係に疲れてしまったりで「色々なことにイライラする」というのはあります。そのため確かに何に対してもイライラしてしまうことはありますが、それは家族の対応次第で落ち着かせることもできるのです!
「親にして欲しいと思うこと」〜 具体的にどうすればいいのか? 〜
Communicating(コミュニケーション)
まず第一にお子さんとコミュニケーションを多くとることを目標にして下さい。しかしそこでありがちなのが、質問攻めです。はじめから質問攻めにしてしまうと『めんどくさい』などと思われてしまって結局コミュニケーションが取れないまま終わってしまいます。
お子さんが話し易いと思う話題から話し始めてみては?
例えば学校の授業(勉強)について「自分がそのぐらいの年にはこんなことをしていた…」など、ご自身の体験を交えながらコミュニケーションを取るのがオススメです。
それが出来たら第二段階。
Sympathize(共感)
第二段階では第一段階で少し話せるようになったお子さんと、もっと会話を増やすためにお子さんの興味あるものについて聞いてみましょう。
例えばそれがスポーツだった場合、それについて調べるなどして話し合ってみてください、絶対に盛り上がってより話しやすくなるはずです。また、出来るならそれを一緒にやってみてください!
何か一つの事を協力してやるという事は何歳になっても楽しいものです。
「イライラ」の原因 〜 悩みや不安 〜
ここまでくればだいぶ打ち解けられていると思うので、お子さんにとって「デリケート」な部分になるかもしれませんが、友人関係など学校での生活について聞いてみてください。きっと話してくれるはずです!
「イライラ」の原因、悩みや不安が見えてくるかもしれません。
しかし、ここで注意が必要です!
重要な事は、「一度にあれはこれはと聞きすぎないこと」です。
そんな事をしてしまうとせっかく話せるようになったのにまた、『めんどくさい』『うっとうしい』と思われてしまうかもしれないからです。
なので、今日は“これ”などというようにその日に話す事を決めておくことをお勧めします。
しかし、これには例外もあります、それはお子さん自身から話し始めた時です。その時こそチャンスです。途中で会話を遮らず、ただただ聴いてあげることも大切だと思います。
今回ご紹介したコミュニケーションの取り方は僕自身が考えた「こうなればいいな」というものなので、それぞれのご家族のお子さんによって違うと思いますが、諦めずいろいろ試すというのも大切だと思います。
是非、チャレンジしていただけたら嬉しいです。
この記事を読んでこれを機にお子さんとの関係をより良いものにしようと試行錯誤していただけたらと思います。