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【進学・進級の季節】子どものストレスサインと親子でできるストレス解消法

環境が大きく変わる新年度。新しい生活にストレスを感じる子どもは少なくありません。子どもが進学・進級でストレスを感じるポイント、発せられるストレスサインと、親子でできるストレス解消法をご紹介します。

【進学・進級】知っておきたい新年度の子どものストレス

進学や進級による生活の変化の中で、子どもは自分でも気づかないうちにストレスを溜めてしまうことがあります。子どもは気持ちをことばで上手に表現できず、ストレスが体の不調として現れるケースも。子どもがストレスを感じるポイントを知り、上手に対処しましょう。

【進学】小学校入学後の子どもがストレスを感じるポイント

遊びが中心の幼稚園・保育園から、勉強が中心の小学校へ上がる進学時は、多くの子どもが強いストレスを感じます。子どもの小学校入学時のストレス要因には、

 ・勉強が始まる

 ・ルールが多い

 ・先生が怖い

 ・友だちができないと感じている

などがあります。

一見すると学校へ楽しく通っている子も、新生活の刺激がストレスとなっていることがあります。小学校入学時は、どの子もストレスを溜めやすいと知り、注意深く見守ってあげてください。

【進級】クラス替えや反抗期…進級時のストレス要因は案外多い?

学年が上がる進級時にも、子どもがストレスを感じるポイントがあります。進級した子どもがストレスを感じる理由は、

 ・クラス替えによる友人関係の変化

 ・担任が変わる

 ・勉強が難しくなる

 ・中間反抗期

などです。

小学生で起こる「中間反抗期」では、自立心の芽生えから、親など大人からの干渉をわずらわしく思うことがあります。その際、親が過干渉になったり感情的に叱ったりすると、親子関係そのものがストレスになり得るので注意しましょう。

【子どもからのストレスサイン】見逃してはいけない子どもの変化

子どものストレスに早く気づくためには、子どもの小さな変化を見逃さないようにしましょう。次のような言動の変化は、子どものストレスサインであることが多いです。

以前より喜怒哀楽が大きくなる

ストレスや疲れからイライラが増えたり怒りっぽくなったりします。

反対によくしゃべる・些細なことで大笑いするといったことが増える場合もあります。楽しそうに見えても「から元気」かもしれません。

以前より喜怒哀楽の差が大きくなったと感じたら、子どもにストレスが溜まっているサインだと思いましょう。

学校への「行き渋り」が起こる

学校への「行き渋り」は、特に小学校に進学した1年生によく見られるストレスサインです。行き渋りが見られると、親はなんとかして学校に行かせたくなりますが、まずは子どもの「行きたくない気持ち」に寄り添いましょう。

体の不調を訴える・体調を崩す

子どものストレスが体の不調として表れることもあります。

頭が痛い・お腹が痛い・足が痛いなどの訴えがあれば、まずは病気やケガがないか確認してください。そして、それらが心因性だと分かっても、子どもが辛いと感じているのは事実です。仮病だとは思わず、出来る範囲で対応してあげましょう。

食欲がなくなる

子どもの食欲がなくなるのも、ストレスサインの可能性があります。ムリに食べさせようとせず、リラックスできる楽しい雰囲気での食事を心がけましょう。

甘えが強くなる

小学生でも、子どもが年齢より幼い振る舞いをする「赤ちゃん返り」が起こることがあります。赤ちゃん返りは不安の表れ。わがままのように見えるかもしれませんが、新生活でのストレスかもしれないと考え、甘えを受け入れて安心させてあげてください。

親子でできるストレス解消法

親子で簡単にできるストレス解消法をご紹介します。

親子のかかわりを増やす・一緒に過ごす時間を増やす

親子の関わりを増やして、子どもに安心感を与えましょう。一緒にごはんを食べる・テレビを見るといったことでかまいません。きょうだいがいる場合、ふたりきりで話す時間や出かける機会を持つといいでしょう。

リラックスしてしっかり眠る

睡眠不足は、疲労が取れない・食欲がわかない・イライラするなどの健康トラブルにつながります。小学生の理想的な睡眠時間は9時間から12時間とされています。夜は早めに寝る準備を整え、しっかりと眠りましょう。

親にとっても寝不足は大敵。成人の睡眠時間は6〜8時間が理想です。子どもより早く起きる場合は、夜は子どもと一緒に就寝できるといいですね。

外に出て一緒に体を動かす

体を動かすことはストレス解消につながります。キャッチボールや鬼ごっこなど、子どもが好きな遊びで体を動かしましょう。散歩でもかまいません。外へ出るだけでも気分転換になります。

まとめ

進学・進級の季節、慣れない環境にストレスや疲れを溜めてしまう子は多いです。この時期の子どもはいつもより疲れやすいと心得て、ストレスサインを見逃さないようにしましょう。

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