1~2歳は指先の発達が急速に進む時期。この時期には、積極的に指先を使った遊びを取り入れることが大切です。今回は、1~2歳のお子さんでも楽しく取り組める秋の製作遊びをご紹介します。
目次
2種類のぶどうの壁面飾りに挑戦!
もうすぐ秋ということで、2歳7か月の息子とぶどうの壁面飾りを作ってみました。今回は、折り紙とシールを使った2種類のぶどうの作り方をご紹介します。
▶︎ 材料と準備
まずは、必要な材料を用意します。全て100円ショップで手に入るものです。
シールの色味や折り紙の柄などはお好きなものを選んでくださいね。
<材料>
- ・厚紙
- ・折り紙
- ・丸いシール
- ・両面テープ
<準備>
まず、厚紙をぶどうの形に切り、折り紙で葉っぱや茎を作ります。葉っぱは、はじめに貼ると折り紙のぶどうを付けるときに邪魔になってしまうので、最後に張り付けるのがおすすめです。
折り紙のぶどうの方は、一面に両面テープを貼っておきます。
これで準備はOKです!
▶︎ 両手を使ってギュッ!折り紙のぶどう
さっそく、折り紙をくしゃくしゃに丸めてぶどうを作っていきます。
左右の手のひら全体を使い、ギュッと力を入れて握っていきます。
丸くできたら、両面テープを貼ったぶどうの厚紙にどんどん貼っていきましょう!
色も紫だけでなく、ピンクや青など好きな色を混ぜても楽しいです。たくさん丸めないといけないので、できるかな?と心配しましたが、くしゃくしゃの音や感触が楽しいようで集中して取り組んでくれました。
最後に、葉っぱと茎を貼り付けて完成です!ぶどうの色がカラフルで、なかなかかわいくできたのではないでしょうか。
▶︎ 指先を細かく使う!シールのぶどう
次は、シールを貼ってぶどうを作ります。1~2歳はシール貼りが好きなお子さんも多いですよね。この時期のお子さんは、指定した位置に正確にシールを貼るのはまだ難しいため、ぶどうの形の厚紙に自由にシールを貼っていく方法がおすすめです。
シールを元の台紙からはがすときは指先の細かい動作が必要なので、シールを少しめくるなど手伝いが必要な場面もありました。好きな場所にシールをぺたぺた貼っていくだけでかわいいぶどうの飾りが完成!
少し透け感のあるシールを使うと、シール同士が重なった部分も綺麗に見えます。
指先を使った遊びがもたらす効果
1~2歳のお子さんは、手を使った遊びの中で指先の使い方や力加減などを学んでいきます。例えば、折り紙をくしゃくしゃに丸める、ギュッと握るなど両手を同時に使う動作は、左右の手の協調性を育むのにぴったりです。練習を重ねることで、もう少し大きくなった時に「はさみで紙を切る」、「お茶碗をもって食事をする」など両手を別々に動かす動作にもつながります。
また、指先でつまむ、貼るという複雑な動作を何度も繰り返すシール貼りは、指先の感覚を鍛えることができる遊びです。親指、人差し指、中指の細かい動きの練習は、ボタンを留めたり、スプーンやお箸、鉛筆を持ったりするときに役立ちます。
さらに、指先を使った遊びは脳の発達を促進する効果も期待できます。どのようにすればうまくできるか試行錯誤するため、考える力や集中力を伸ばすことができるのです。
まとめ
2種類のぶどうの壁面飾りの作り方をご紹介しました。今回、一緒に作った2歳7カ月の息子は、1歳頃からシール貼りが好きなのですが、作品を作ったのは初めてです。途中で休憩やお手伝いが必要な場面もありましたが、最後まで完成することができ大満足。「ぶどう!作った~!」と得意げな笑顔を見せてくれました。
皆さんも、少ない材料で簡単にできるぶどうの壁面飾りで、お子さんと一緒に楽しく指先のトレーニングをしてみてくださいね。