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2025年04月28日

先輩小学生ママの体験談「ランドセル選びの正解とは?」

小学校入学から卒業まで、学校へ行く日はほぼ毎日背負うランドセル。だからこそ、子どもが納得するものを選んであげたいですよね。色、デザインはもちろん、細かなディテールや購入時期のこと。幼稚園時代にランドセルを選び始めたタイミングから実際に使ってみて感じたことまで、リアルな体験談をお話させていただきます。

ラン活スタートは4月末、6月の再訪問で祖父祖母と一緒に注文!

長男のランドセル選びは4~5月くらいにランドセルの種類が多いデパートをいくつか回ることからスタート。現地で実際に背負って試すことを繰り返してから、息子に最終決定をゆだねました。

春は、さまざまな場所にランドセルの特設会場があり、近くの大型スーパーの一角で販売されていることもあります。特定のランドセルブランドを狙っている人は、販売時期をピンポイントでチェックしていることもあるでしょう。筆者の場合、ブランドはそこまで特定せずにカタログを見比べ、なじみのあるデパートへ行きました。現地に行くとカタログを見ただけではわからない、ランドセルの質感や重さ、細かなディテールがわかります。

私たちが最初に足を運んだ時は目当てのランドセルの販売がまだ始まっていなかったこともあり、6月に祖父・祖母を連れて再訪問したときに注文しました。息子が最終的に選んだランドセルは、当初気になっていたランドセルではなかったと思います。
当時のランドセル選び全体を振り返ってみると、一度冷静になって考える時間も必要だったのかもと思います。もし売り切れが心配されないものであれば、実物を見るタイミングを2回に分ける、という方法も賢明かなと思います。

色を絞ったら軽さなどのスペックを吟味して

色は、長男は黒、長女は赤を選んだ王道タイプです。ただ、たとえその場で「黒がいい」と言っても、ステッチや金具の色、本革か人工皮革かでも雰囲気が違います。筆者が訪れたのはそこまで大きなお店ではありませんでしたが、黒いランドセル7~8種類の中から2~3種類に絞るだけでも精一杯。時間がかかると子どもも飽きてくるので要注意です。

息子が1番飛びついていたのは、「暗くなるとランドセルのフチが光る」という機能。学童などで帰りが遅くても安心できるとのことですが、結局学童なしで6年になったので、今のところ活躍はしていません。他にほとんど希望がなかったこともあり、ここは一応息子の意見を優先させました。

色やデザイン以外では、実際に使ったときにかぶせ部分の金具がカチッと閉まりやすいものがあり、その機能も気に入っていました。デザインよりスペックが大事ですね。

他には、親としては本革のほうがお洒落なイメージがあったのですが、実物を持ってみると本当に重たくて、本革はすぐに却下しました。重さに関しては、一部の教科書は学校に置きっぱなしになっていますが、学校指定のタブレットの持ち帰りがあります。暑い日や雨の日など天候が厳しい日を考えると、軽いのが一番ですよね。

また、私の住んでいるエリアは神奈川ですが、お世話になっている東京の美容師さんはナイロン素材のランドセルリュックを選んだと話していました。ナイロン素材はとても軽いようですが、このあたりでは見かけないので、地域性もあるのかもしれません。

少し盲点だったのが、ランドセルの幅。子どもたちが通っている学校は、脱いだアウターをランドセルの中に入れて帰ってきます。ランドセルが小さいと厚みのあるアウターは入りにくく、「できるだけ幅はあったほうがいい」と先輩ママから助言をうけていたのですが、本当にその通りでした。その学校ならではの注意点は、近所の小学生ママに聞くと実情がわかるはずです。

入学式が終わったらランドセルの話題はほぼ出ない

待ちに待った入学式の日は、「お友達は何色だ」という話で持ちきり。筆者自身も見かけないカラーのランドセルを見ると、「どこで見つけたのだろう?」と考えることもありましたが、それは入学式だけでした。

そもそも我が子の通う学校では、1年生はすぐに安全面から黄色いカバーをかけてしまうし、黄色いカバーを外した頃にはランドセルの色やデザインについて、特になにも考えなくなっています。さらにランドセルカバーをする人も多いので、質感などの違いはさらにわからなくなっていきます。ちなみに、我が子たちはランドセルカバーを付けていませんが、2人ともひどく傷んでいるとは思いません。

こだわり強めの女の子は要注意

女の子の場合は色の選択肢が広いので、親も本人も悩むかもしれません。実際のところ、注文から半年以上あけて届くことが多いので、注文したときには娘本人が気に入って選んだのに「やっぱりこの色じゃないのがよかった」と言われた話も聞いたことがあります。周りのお友達の影響などで、注文後に不満を言われてしまうパターンもあるので、親がすすめてギクシャクしてしまうのは避けたいところ。とにかく本人が納得することが大事です。

また周りのお友達のランドセルを見て、「刺繍が入っている方がよかった」という女の子もいました。結果的には、シールタイプになったものを貼り付けて納得してもらっていました。本当にいろいろなものがあるので、こだわりが強そうな子は意見を尊重するのがベストです。

とは言え、親としてはシンプルでシックで、5~6年になったときに飽きない物を選んでほしいと思うものですが。

最終的には子どもに選んでもらう。親が選択肢を用意すれば万全

ランドセル選びは、最終的に子どもに選んでもらうのがベストですが、数多くあるランドセル販売店の中からどこで買うかを選ぶのは親。価格帯や親目線で素敵だと思うものが多いランドセル販売店を選んで、その中から子どもに決めてもらうのがお互いにとって理想的になるのではないでしょうか。
ランドセルを背負った姿は、やはり小学生になった実感を得られる瞬間でもあります。後悔のないランドセル選びをしてみてくださいね。

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