Smaile tree

> 子育て > 不安や疲れを癒す♪親子でできるハンドマッサージ

2025年05月19日

不安や疲れを癒す♪親子でできるハンドマッサージ

春といえば、子どもたちは入園・入学・進級と学年が変わる時期。生活環境が変わるため、緊張したり、不安になったり、疲れやすかったりと心身ともに揺らぎやすい季節です。
そんな時は自宅で手軽にできるハンドマッサージを取り入れてみませんか?
子どもの成長とともに親子で触れ合う時間はだんだんと少なくなっていきますが、「触れる」ことにはさまざまな効果があります。
今回は隙間時間で親子で手軽にできる、メリットだらけのハンドマッサージをご紹介します!

「触れる」ことの大切さ

大人であっても、子どもであっても「触れる」ということにはさまざまな効果があります。

★「幸せホルモン」が分泌される

「幸せホルモン」とも呼ばれるオキシトシンが、肌と肌の触れ合いにより脳内で分泌されます。オキシトシンには不安やストレスを緩和したり、信頼感を高めたり、幸福感が高まる
効果があると言われています。

★ 愛着関係を深める

赤ちゃんは抱っこしてもらったり、おむつを変えてもらったり、おっぱいを飲んだり、たくさん触れられてお世話をしてもらって、信頼関係を作りながら成長していきます。
親が子どもの安全基地となる愛着関係を作るためには「触れ合う」ことが何よりも大切。そして触れ合うことの効果は小さい時だけでなく成長してからも続き、それは子どもの能力や性格にも影響します。
大きくなっても手や足など気軽に触れ合える機会を作っておくといいでしょう。

★「成長ホルモン」の分泌を促す

触れ合いには、脳だけでなく体の発育にも効果があります。
触れることで血行が良くなったり代謝を促したりすることで、骨や筋肉が発達する成長ホルモンの分泌が促進されます。
また、成長ホルモンは免疫力も高めてくれるため、触れ合うことで風邪をひきにくく、回復が早い、元気な体作りにも繋がります。

★ 自律神経を整える

自律神経が乱れると、全身に影響します。不安が強くなったり、イライラしやすくなったり、運動能力や免疫力も下がってしまいます。
自律神経を整えるためには、まずはしっかり寝て、しっかり運動して、バランスよく食べるという規則正しい生活が大切です。さらに触れ合うことで副交感神経が優位になるので、新しい環境での緊張を和らげたり、心をリフレッシュして穏やかな状態にする効果も期待できますよ。

親子でできる!ハンドマッサージをやってみよう!

それでは早速ハンドマッサージをやってみましょう!
始める前に、手が冷たいと気持ちよさが半減してしまうのでしっかりと温めておきます。そして、摩擦軽減のためにオイルかクリームをたっぷりと手につけましょう。

手に触れる時は優しすぎるとくすぐったくなってしまうので、程よく圧をかけて行います。
まずは手のひら全体を使って、手の先から肘のあたりまで包み込むように優しくさすります。
準備ができたらポイント別にマッサージしていきましょう。

1. 手のひらのツボ「労宮」

手のひらの真ん中には、「労宮」と呼ばれるツボがあります。
この労宮を刺激することで、疲労回復、ストレス改善、緊張の緩和などの効果が期待できます。指の腹を使って、気持ちの良い程度に押してあげましょう。
深呼吸をしながら、息を吐くタイミングに合わせて押すとより効果的です。

2. 指をくるくる

次に指を一本ずつマッサージしていきます。
親指と人差し指でマッサージする指を挟んだら、くるくると螺旋状に指の付け根から先に向かって動かしていきましょう。
緊張したり、不安があると無意識のうちに体に力が入ってしまいがち。優しく揉みほぐして余計な力を抜いてあげましょう。

3. 爪のキワをプッシュ

指がほぐれたら、爪のキワを親指と人差し指の先でギュッと押します。一本につき10秒程度押したら離します。
爪のキワには「井穴(せいけつ)」と呼ばれるツボがあり、自律神経の乱れを整えたり、精神的な疲労を回復してくれる効果があります。
痛くない程度にしっかりと押してあげましょう。

4. 指の間「指間穴」

最後に、手の甲側の指の付け根の間にある水かきのところを、手首の方に向かって親指で押しながら老廃物を流します。
指の股のところには「指間穴」と呼ばれるツボがあり、脳や内臓の疲れを取ってくれます。特に大人は、このツボをグリグリと押すだけでも効果がありますよ。血流が良くなるので手が冷えている時にも効果的です。

まとめ

ハンドマッサージは子どもでも簡単にできるので、親が子にするだけでなく、交代しながら
お互いにやり合うこともできます。やってもらう側だけでなく、やる側にも幸せホルモンが出るので気持ちよさを感じられますよ。

ハンドマッサージをしながらゆっくりおしゃべりをしていると、普段はなかなか言えない本音が出てくることも。
落ち着きがない、よく眠れない、気分が落ち込んでいる、元気がない…などお子さんの様子がいつもと違うなと感じた時は、親子でできるハンドマッサージをしてみませんか?
もちろん、何もなくても習慣として取り入れるのもおすすめです。寝る前のくつろぎ時間などにぜひやってみてくださいね♪

新着記事

キーワード