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2016年11月29日

子どもの具合が悪くなったら、まずはどうする?症状別の対処法を理解して、的確な初動を!

子供熱

 

明らかに普段と違う! こんな症状が出たら、病気かも!

 

“子どもの具合が悪い”と気づいた時、まずは熱を測るお母さん(以下ママさん)は多いと思います。しかし、熱があるからといって必ずしも重篤な病気ではない場合もあります。

 

でも新米ママさんの場合であれば、どんな点に気をつければよいか、なかなかわからないもの。そこで、熱の高さよりも気をつけてほしいポイントをご紹介すると……、

 

【痙攣】【発疹】【目の充血】【鼻水・くしゃみ】【耳の痛み・不調】【咳】【食欲不振】【下痢・嘔吐】このような症状が見られたら、なんらかの病気のサインかもしれません。

 

では、症状別に対処法を見ていきましょう。

 

■痙攣

発熱とともに起こる熱性痙攣は、未発達な乳幼児の脳に熱が刺激となって現れる症状で、1~5歳の子どもの約8%に見られます。

 

5分以内におさまることがほとんどで、その後しばらくぼんやりしていますが、次第に意識がはっきりしてきます。そうした場合は特に心配することはありませんので、安静にして過ごすようにしましょう。

 

問題は、【痙攣が5〜10分以上続く】【繰り返し何度も痙攣を起こす】【意識が戻らない】【痙攣後の顔色が悪い】もしくは【手足の動きがおかしい】場合です。

 

脳症や脳炎、化膿性髄膜炎などの重大な病気の疑いもありますので、すぐに救急車を呼びましょう。

 

■発疹

発疹は様々な病気が疑われますが、子どもの発疹で一般的なのは「突発性発疹」「麻疹(はしか)」「風疹(三日ばしか)」「川崎病」「水疱瘡(みずぼうそう)」「溶連菌感染症」「ヘルパンギーナ」です。

 

発熱と発疹の出るタイミングによって、どんな病気かを見極めることができますが、重症化することも多いので、速やかに医療機関で受診しましょう。

 

発疹の種類

 

■目の充血

発熱とともに目の充血が見受けられる場合は、「川崎病」や「プール熱」が疑われます。

 

プール熱の場合は目が充血するだけでなく、痛みがある、涙が止まらない、目やにが出る……といった症状をともなうことも。また、のどの腫れや痛みも起こります。目の症状が強いようであれば、速やかに眼科を受診しましょう。

 

■鼻水・くしゃみ

発熱とともに鼻水・くしゃみが出る場合は、まず「ウィルス性感染症(いわゆる風邪)」と考えるママさんが多いのですが、とはいえ器官気管?が未成熟な幼児ほど呼吸が苦しくなるため、【食欲が落ちる】【十分な睡眠が取れない】など、自然治癒の道のりが険しい場合もあります。

 

そうした場合は、小児科や耳鼻科で症状を緩和する薬を処方してもらいましょう。

 

もし鼻水・くしゃみの前に悪寒をともなう発熱(高熱)や、のど・全身の痛みがある場合は「インフルエンザ」も疑われます。

 

特に子どもの「インフルエンザ」は重症化しやすいと言われていますので「風邪と違うな?」と感じたら速やかに医療機関にて受診を。

 

■耳の痛み・不調

発熱の他に、耳をよく触るような仕草をしたり、耳の痛みを訴えるようなら「中耳炎」や「外耳炎」が疑われます。

 

また、耳の下が腫れている場合は「流行性耳下腺炎(おたふく風邪)」や「反復性耳下腺炎」、「首のリンパ節の炎症」、「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」の可能性も。

 

中耳炎であれば耳を冷やすと痛みが緩和されますので、保冷剤を布で覆ってから耳に当ててあげましょう。いずれにしても素人判断は禁物です。速やかに耳鼻科を受診しましょう。

 

■咳

のどの粘膜に付着したウィルスを体外へ出そうとする働きが咳となります。

 

咳は体温が高くなると発症しやすくなるので、就寝中に激しく咳き込むことも多く、深い眠りの妨げになります。

 

さらに横になることで、鼻水や痰がのどに溜まってしまい、それが咳につながることもあります。

 

「気管支炎」や「肺炎」など、ときには入院を要する病気へ悪化することもあるので、「たかが咳」と考えず、咳が続くようであれば早めに医療機関を受診しましょう。

 

■食欲不振

発熱時は体がウィルスや細菌と戦う態勢に入っており、食べ物を消化することに注力できないことから、食欲がわかないことがあるそうです。

 

こうした場合であっても脱水症状を起こさないよう、水分だけはこまめに摂取させましょう。

 

特に授乳中の乳児は注意が必要です。うまく水分が摂れないようであれば点滴を打つ必要もありますので、医療機関に相談しましょう。

 

また、口内の炎症で物が食べられないという場合もあります。「扁桃炎」「ヘルパンギーナ」「手足口病」「ヘルペス」の可能性もありますので、口内をチェックし、炎症があるようなら医療機関で受診しましょう。

 

■下痢・嘔吐

発熱とともに下痢症状があれば、「ロタウィルス」「食中毒」「細菌性腸炎」「腸重積」などが疑われます。

 

【便の色や排便の頻度】【腹痛がないか】【排尿の頻度】……などにも十分注意して、医療機関でその症状を医師に伝えましょう。

 

また、嘔吐した場合はまず30分〜1時間ほど様子を見て、嘔吐が続かないかを見極めます。嘔吐がおさまったらスプーン1杯程度の水を口に含ませ、その後も時間を置きながら少しずつ水分を与えるようにしましょう。

 

 

信頼できる医療機関を見つけておくことが大事!

病院

 

みなさんは、いざという時にすぐに相談できる子どもの“かかりつけ医”はありますか?

 

20代~40代のママさんに聞いたところ、

●自分では判断できないので、事情が許す限りクリニックに行くようにしている

●子どもに何か症状が出ても、すぐに病院には行かない

●ママ友にLINEで症状を伝え、どんな対処をしたらよいか相談するようにしている

 

といったさまざまな声が聞かれました。

 

乳幼児期に予防接種を受けさせただけで、特に“かかりつけ医”をもたないママさんも多いようですが、子どもはいつなんどき病気になるかわかりません。

 

そこで、以下の3つができているかチェック!

 

●チェック1/自宅近くの“信頼できる医療機関”を日ごろからリサーチしている

●チェック2/「小児科」はもちろん「耳鼻科」「眼科」「歯科」なども目星をつけている

●チェック3/評判のよい小児科専門医の情報を、ママ友から得ている

 

症状によっては何科を受診すればよいのか判断に迷うこともありますが、その場合は「とにかく小児科」とおぼえておきましょう!

 

【出典】

参考記事/ 妊娠&子育て 応援サイト!ママとパパの悩みを解決 MARCHマーチ(子供の発熱で病院に行く目安!熱以外の症状もチェックで受診)

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