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2017.08.25

health care

こんな症状に要注意! 知っておきたい夏の三大感染症対策

夏は子どもが感染症にかかりやすい季節

子どもが感染症に

真夏日や熱帯夜が続くこの時期は、暑さによる疲労や寝不足などが重なって、大人も子どもも体調を崩しがち。
とくに、集団生活を始める前の乳幼児や、保育園や幼稚園にデビューした小さな子どもは、病気への抵抗力や免疫力が弱いため、さまざまな感染症にかかりやすくなります。
ついさっきまで元気だったのに、急な発熱や発疹などの症状が現れたら要注意。夏に流行する感染症かもしれません。
そこで今回は、子どもがかかりやすい夏の感染症について、その症状や注意点、対処法や予防法などをまとめてご紹介しましょう。

冬だけじゃない!夏にも流行する感染症

インフルエンザやノロ(感染性胃腸炎)など、感染症というと冬に流行するイメージがありますが、さまざまな感染症には季節性があり、さらに予防接種のワクチンがあるものとないものがあります。
とくに、いまの暑い時期に注意したいのが、夏の三大感染症(夏の三大風邪)と呼ばれる「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜炎(プール熱)」です。
これらの感染症は小さな子どもがかかりやすく、インフルエンザのように予防接種のワクチンもありません。そのため、保育園や幼稚園で集団感染するケースも多くなっています。

実際に子育て中のママさん7人に、子どもの夏の感染症について聞いたところ、「手足口病にかかったことがある」と答えたママさんが3名、同じく「プール熱」が2名、「ヘルパンギーナ」が1名と、子どもと夏の感染症は身近な関係にあることがうかがえます。

夏の三大感染症の症状とは?

夏の三大感染症

では、夏の三大感染症にかかると、どのような症状が現れるのでしょうか。それぞれの感染症の特徴や注意点と合わせて詳しく見てみましょう。

【手足口病】
●流行のピーク/6月~8月
●原因となるウイルス/エンテロウイルス、コクサッキーウイルス
●感染経路/経口感染(糞口感染)、飛沫感染、接触感染
●かかりやすい年齢/乳幼児~4歳
●症状/その名の通り、手のひら・口の中・足底・足背などに水疱性の小さな発疹が現れるのが特徴です。38℃以下の微熱がある場合もありますが、高熱が出ることは少なく、通常は4~5日間のうちに回復します。
●注意点/まれに髄膜炎、脳炎などの中枢神経系の合併症や、心筋炎、神経原性肺水腫、急性弛緩性麻痺などの症状が現れることがあります。高熱が2日以上続く、嘔吐する、頭痛がある、呼吸が速い、ぐったりしている、尿が出ないなどの症状がある場合は、ただちに医療機関を受診してください。

【ヘルパンギーナ】
●流行のピーク/6月~8月
●原因となるウイルス/エンテロウイルス、コクサッキーウイルス
●感染経路/経口感染(糞口感染)、飛沫感染、接触感染
●かかりやすい年齢/乳幼児~4歳
●症状/38~40℃の発熱で発症し、口内の粘膜に水疱性の発疹が現れます。喉の腫れと痛み、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などの症状が2~3日続きますが、通常は1週間以内に回復します。
●注意点/口内の発疹や喉の痛みが強いため、唾液がうまく飲み込めず、よだれや軽い嘔吐がみられることもあります。脱水症状にならないようにこまめな水分補給を心がけ、食欲がない場合はプリンやゼリーなど口当たりのよい食べ物を与えてください。

【咽頭結膜炎(プール熱)】
●流行のピーク/7月~9月
●原因となるウイルス/アデノウイルス
●感染経路/飛沫感染、接触感染
●かかりやすい年齢/幼児~学童
●症状/プールでの接触により感染することが多いので、プール熱とも呼ばれます。38~39℃の発熱で発症し、喉の痛みや結膜炎(目の充血・かゆみ)などの症状が現れますが、通常は4~5日間のうちに回復します。
●注意点/プールに入った後はシャワーを浴びて目をよく洗い、石けんでの手洗いや、うがいをしっかり行いましょう。プールでの接触だけでなく、日常生活やタオルの共用でも感染する恐れがありますので、感染者との密接な接触は避け、タオルは個人で別々のものを使いましょう。

ウイルス性感染症

ウイルス性感染症の対処法と予防法

感染の原因となるウイルスは抗生物質で退治できないため(抗生物質が効くのは細菌)、これらの感染症の治療は症状をやわらげる対症療法が基本となります。ほとんどの場合、水分・栄養をしっかり摂って安静にしていれば、身体がウイルスに対する抗体を作り出して回復していきます。
ただし、一度受診しても「高熱が続く」「ぐったりして元気がない」「嘔吐・下痢がおさまらない」「水分が摂れない」といった症状がある場合は、すぐに再受診してください。とくに手足口病は、重い合併症を引き起こすこともありますので、単なる夏風邪とあなどらないこと。疑わしい症状がみられたら、感染を広げないためにも早めに受診して、不安な点があれば医師に相談することが重要です。

また、感染症が流行する時期には、屋内外のいろいろな場所にウイルスが付着している可能性があります。まずは、基本的な予防対策として手洗いとうがいを徹底し、家庭内でもバスタオルやフェイスタオルの共用は避けること。さらに、手足口病やヘルパンギーナは、症状がおさまっても2~4週間は便からウイルスが排出されますので、トイレやおむつ交換の後にも、石けんでしっかり手を洗ってください。

―― 夏は海・山でのレジャーや、水遊び、外遊びなど、子どもたちにとってお楽しみがいっぱいの季節。思いきり遊んで・体験して、楽しい夏の思い出を作るためにも、感染症予防や健康管理を心がけて、家族みんなで元気に過ごしたいものですよね。

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SmileTree 編集部

家族の笑顔をまもるサイト「SmileTree」の運営スタッフが、悩みを解決し、生活を豊かにする情報を発信していきます!

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