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長距離移動時に乗り物酔いしない、3つの対策をご紹介!

乗り物酔い

夏の時期はお盆休みを兼ねた実家への帰省や海外旅行など、ご家族で遠出される方も多いですよね。宿題に頭を悩ませつつ、どこへ連れて行ってもらえるのかと楽しみにしている子どもたちも多いことでしょう。

 

でも、「旅行は楽しみだけれど、乗り物酔いしやすいので困る」というママさんはいらっしゃいませんか? せっかくの楽しい旅行が、乗り物酔いで苦しんだ思い出になってしまうとしたら、ちょっと残念ですね。

そこで今回は、自動車であちこちをめぐる旅や船旅、海外への長時間の飛行機搭乗など、長距離移動での旅を計画されている方に向けた、乗り物酔い対策をご紹介します。

乗り物に酔うのはなぜ?

船酔い

乗り物酔いは、耳の中にある「三半規管」が正しく働かないために起こります。船や飛行機、自動車、電車などの乗り物が揺れ動くことで、三半規管がバランスを崩し、自律神経に変調をきたすのです。カーブで曲がる、上下に揺れる、スピードが上がる……、自分が予測していない動きに影響を受けて、バランスがとれなくなってしまうのですね。

また、乗り物酔いはその日の体調によるところも大きいので、乗り物に長時間乗る場合は、睡眠不足や空腹時を避けることも大切。逆に食べ過ぎもよくありませんから、消化のよいバランスのとれた食事を適量とるなど、できるだけ体調を整えてから乗り物に乗るようにしましょう。さらに、本を読んだり、テレビやスマホを凝視するなどして、揺れにカラダを任せていると酔いやすくなりますのでご注意を。

対策その1ドライバー(の気分)になる!

ドライバー

自動車の場合、いちばん酔いにくい席はどこでしょうか。答えはドライバー席です。ドライバーが酔ったという話はあまり聞いたことがありませんよね。運転をしている人は、進むべき道がわかっているので車体が次にどう動くかが予測でき、車の揺れに自然と対応しているため、酔いにくいと考えられます。また、酔いやすい人でもドライバーとして運転する側になると、次の動きが予測できるだけでなく、運転操作に集中するため乗り物酔いしにくいようです。

 

とはいえ、ドライバー席に座れるのはひとりだけですし、運転免許を持っていないママさんもいますよね。そんな時は、運転手の気分になってみませんか? 運転しているつもりで、地図を頭に入れて道路標識をしっかり確認、まわりの状況を把握して歩行者にも気を配ってみましょう。ちょっと疲れるかもしれませんが、車のスピードやブレーキ操作に伴う車の揺れに対応できるので、その分酔いにくいはずです。

 

また、自分は酔いやすいという先入観を持たないことも大切。“病は気から”ではありませんが、酔いやすいと思っているだけで気持ち悪くなったりめまいがしたりすることは多いのだそう。遠くの景色を見る、好きな音楽を聴くなどして、気をまぎらわせながら、自分に気合を入れてみてください。“今日は酔わない”という自己暗示も十分効果があるそうですよ。

 

対策その2刺激を与えてみる

経穴のツボ押し

次にオススメするのは、カラダに刺激を与えること!

いくつか方法があるようですが、まず、試してみたいのは『ツボ押し』です。ツボは東洋医学では「経穴(けいけつ)」と呼ばれ、「気(き)」と「血(けつ)」の通り道といわれる「経路」に点在します。そのツボを指圧することで刺激を与え、気になる症状を和らげることができると考えられています。

 

『内関(ないかん)』というツボは

腕の内側、手首から約3cm程度(およそ指1.5~2本分)肘側

にあります。吐き気など消化器系に効くといわれるツボで、少し強めの6~8秒程度の指圧を5~7回ほど行います。船や飛行機に乗る30分ぐらい前に、絆創膏でお米や小豆などを内関にあてておくのも良いのだそう。欧米では、悪阻対策としてこのツボを弱く指圧するバンドが市販されているそうです。

 

もうひとつの刺激は、なんと

『氷』です。

氷をどう使うのかというと、口に入れるだけ。氷を口に含んだり舐めたりすることが、副交感神経のはたらきを抑え、交感神経を活発にします。自律神経のバランスが整うため、気持ちが悪いと思っていた胃のあたりがスッキリするのだとか。

 

飛行機や船ならば乗り込んだ後で氷をもらうことも可能ですし、自動車であればコンビニなどで手に入ります。かき氷を食べるのもいいかもしれません。氷ひとつでスッキリすることができるのは何より簡単ですから、一度は試してみたい方法です。

 

対策その3 頼みの綱は、やはり酔い止め薬!

乗り物酔いを手っ取り早く解決する方法は、なんといっても『酔い止め薬』を飲むことではないでしょうか。

大木製薬の『トリブラサイム』はめまいや吐き気、頭痛に対する予防のために配合された医薬品で、鎮静作用があります。脳や嘔吐中枢の神経を強力に抑える(鎮める)はたらきがある「ブロモバレリル尿素」が含まれていて、抗ヒスタミン剤のクロルフェニラミンマレイン酸塩が、ブロモバレリル尿素の効き目をさらに高めてくれます。そのため、飛行機や船・夜行バスなどの長距離移動におすすめです。

これから乗り物に乗るという場合は、その30分前に服用するのが効果的です。15歳以上、1日1回1錠でOK。ちなみに、15歳未満の子どもは服用できませんので、注意してくださいね。

 

また、妊婦や妊娠していると思われる方、薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある方、また医師の治療を受けている方は医師や薬剤師に相談することをオススメします。

※服用後は眠くなりますので、乗り物や機械類の運転・操作はしないでください。

トリブラサイム

時間に追われて家事をこなしつつ、子育てをするママさんは本当に大変ですよね。そんなママさんが家族揃って行く旅行は一大イベントとして、とても楽しみにされているのではないでしょうか。

そんな旅を素敵な思い出にするためにも、船旅や飛行機での移動は快適にしたいもの。

乗り物酔い対策を上手に活用して、家族旅行をエンジョイできますように!

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SmileTree 編集部

家族の笑顔をまもるサイト「SmileTree」の運営スタッフが、悩みを解決し、生活を豊かにする情報を発信していきます!

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