Smaile tree

> 健康・ヘルスケア・美容 > 子どもの具合が悪くなったら、まずはどうする?ママさんにとって悩みどころの“病気”見極めのコツ

子どもの具合が悪くなったら、まずはどうする?ママさんにとって悩みどころの“病気”見極めのコツ

子供の風邪

 

乳幼児が発する病気のサインをキャッチしよう!

 

子どもが急に咳き込み始めたり、鼻水をズルズル垂らしたりといった光景は、気温が下がり、空気が乾燥するこれからの季節になると非常に多くなってきます。

 

そんなときは、「ただの風邪? それとも……?」といったように、お母さん(以下ママさん)は病気の見極めに苦慮されることでしょう。

 

そこで、“子どもの具合が急激に悪くなった”“いつもと違う様子が続く”という時、ママさんがまずどこを見て、何を判断すればいいのか……という「初動のキホン」をご紹介しましょう。

 

■発熱は、37.5度以上で平熱より1度以上高い場合のこと

 

生後6カ月~3歳くらいまでの乳幼児は、お母さんからもらった免疫が切れてしまうことから、よく発熱するようになります。

 

一般的に幼児の体温は大人よりも高く、おでこ(額)を触って熱いと感じることは珍しくないのですが、自分の症状を言葉でうまく伝えられない幼児ですから、ママさんなら尚のこと、心配ですよね。

 

ここでおさえておきたいポイントは【発熱】の正しい解釈です。

 

【発熱】= 幼児の場合、37.5度以上で平熱よりも1度以上高い場合

 

カラダの機能が未成熟な幼児の場合、発熱することによって体内のウイルスや細菌の増殖を抑えていると言われていますので、発熱は病気のサインととらえ、見逃さずに適切に対処したいものですね。

 

■熱はあっても普段と様子が変わらないなら、そのまま様子見を

 

熱はあっても普段と様子が変わらず、他に嘔吐、下痢……などの症状がない場合は、慌てずにそのまま様子を見ましょう。

 

実際に、20代から40代のママさんに、「病気かな?」と思った時に、どんな対処をしていますか、と質問したところ……

 

●最低1時間は様子を見る。熱、嘔吐、下痢などの症状がないかもこまめにチェックする

●なるべくクスリは飲ませないようにしている

●クスリを飲ませるとしても漢方薬などにしている

●クスリを飲ませたくても、まったく受け付けてくれないので、クリニックに行った際に、「錠剤ではなく液体のクスリを処方してください」と医師にお願いしている

●親やきょうだいが罹患する可能性もあるので、寝室など少し距離のあるところで好きなアニメを見せて安静状態で過ごさせ、しばらく様子を見るようにしている

●ママ友にLINEで症状を伝え、どんな対処をしたらよいか相談するようにしている

 

このように、対処法をいろいろな工夫されているようです。

 

当然ながら、発熱だけでは診断がつきませんし、病院へ行くことでわざわざ他の病気をもらってしまうことにもなりかねません。ママさんのなかには、自宅に保管している同じクスリを処方され、「2〜3日様子を診ましょう」と医師に言われて帰ってきた……というケースもあるようです。

 

幼児の発熱は、いつもと明らかに異なる症状が見受けられない場合、睡眠さえしっかりとれれば1~2日で治まるケースが多いとされています。まずは脱水症状を起こさないよう、スプーン1杯程度で構いませんので、水分はこまめに摂取するようにしましょう。

 

※ただし、生後6カ月以内の赤ちゃんが38度以上の熱が発した場合は、すぐに専門機関を受診しましょう。

 

■子どもの些細な変化が、病気を見極めるカギに

 

例えば40度の熱が出たとしても、それだけで重篤な病気とは言えません。

 

幼児の発熱は、一気に40度近くまで上がることもままあるからです。よって、熱の高さよりも、【いつ発熱が始まったか】【普段とどう違うのか】といった状態の変化・推移に気をつけましょう。

 

以下の症状に限りませんが、ママさんでなければわからないような些細な変化が、病気を見極めるカギになります。

 

「あれ?」と思った時は表を参考に、2段階にわけて症状をチェックしましょう。

 

sick_point

 

 

夜間・休日の急な発病なら「#8000」に電話を!

#8000

 

すぐに医療機関に駆け込めない夜間や休日に、子どもの具合が悪くなったらどうすればいいでしょう?すぐに救急車を呼んでよいものか、躊躇しますよね。

 

そんな時にぜひ利用してほしいのが、厚生労働省の“小児救急でんわ相談事業”です。

 

全国同一の短縮番号「#8000」をプッシュすると各都道府県の相談窓口につながり、小児科医師や看護師に子どもの症状を相談できるんです。

 

今どうすべきかアドバイスしてくれるうえ、症状に合わせた医療機関の紹介もしてくれます。何より、ママさんが慌てないことがとても大切です。

 

これまでお伝えしてきた症状や普段と違う点をしっかり観察し、落ち着いて相談しましょう。

 

また、信頼のおける“かかりつけ医”がある場合、休診日や診療時間外にも電話で相談に乗ってもらうことが可能かどうか、あらかじめ確認しておくこともひとつの方法です。

 

実際に、最近では患者さんの緊急時に、電話相談の対応をしてくれるクリニックも増えてきていると聞きます。

 

次回診察を受けた際に医師に直接相談しておくと、いざという時に心強いですね。

 

【出典】

参考記事/ 妊娠&子育て 応援サイト!ママとパパの悩みを解決 MARCHマーチ(子供の発熱で病院に行く目安!熱以外の症状もチェックで受診)

新着記事

キーワード