> 食事・栄養管理 > 子どもの「食」とどう向き合えばいい?ハッピーで楽しい「食育」のススメ!

2016.12.27

nutritional administration

子どもの「食」とどう向き合えばいい?ハッピーで楽しい「食育」のススメ!

悩みも多い子どもの「食育」。ママさんたちはどうしてる?

食育

 

私たちの日々のエネルギー源となる食事は、心身の健康づくりの基本。

 

だからこそ、バランスのよい食生活を心がけると同時に、選ぶ食材や食品にも注意したいものですよね。

 

とくに、乳幼児や幼児を抱えるお母さん(以下ママさん)にとって、子どもの「食育」は大きな関心事のひとつ。

 

子どもが生まれてから、食に対する意識が高くなったというママさんも多いようです。

 

では、毎日育児に忙しいママさんたちは、子どもに与える食事や食品選びで、どんな点に気を遣っているのでしょうか。

 

具体的に聞いてみたところ……、

 

 ・パッケージに書かれている原材料をチェックして、食品添加物が少ないものを選ぶ

 ・野菜・果物などは日本産や、地元産の新鮮なものを選ぶ

 ・味噌汁には顆粒のダシの素ではなく、パックの無添加ダシを使う

 ・口の中に残るお菓子は虫歯になりやすいので、飴はなめさせない

 ・添加物が気になるので、納豆に付いているタレは使わない(家の醤油を使う)

 ・飲み物は基本的にお茶。砂糖が入った清涼飲料水は与えない

 

……など、みなさんいろいろなこだわりを持っているようです。なるほど、どれも参考になりますよね。

 

その一方で、多くのママさんたちからは、こんな悩みや意見も聞かれました

 

 

・離乳食やおやつも手作りしたいが、どうしても手軽な市販品に頼ってしまう

 ・嫌いな野菜は、細かく刻んでごまかしても食べてくれない

 ・本当は無農薬の野菜を選びたいが、値段が高いので控えざるをえない

 ・実家に行くと、祖父母が甘いお菓子や飲物を欲しがるだけ与えてしまう

 

そこで今回は、ママさんたちからの声をもとに、育児の一大テーマ「食育」にフォーカス。

 

さまざまな意見や疑問がある中で、子どもの「食」とどう向き合えばいいのか……食育の大切さとともに考えてみましょう。

 

 

幼児期に培われた味覚が、一生の味覚のベースとなる

幼児期の食育

 

「三つ子の魂百まで」ということわざがあるように、3~5歳ぐらいまでに培われた味覚が、人の一生の味覚傾向を左右するといわれています。

 

幼児期からの食育が重要といわれるのも、その頃に何を食べていたかで、子どもの一生の味覚が決まってしまうからなんですね。

 

では、味覚とはいったい何なのでしょうか?

 

味は「五味」と呼ばれる5つの要素「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」が基本となっています。

 

この五味は、舌の表面の「味蕾(みらい)」というブツブツした器官でキャッチされ、それが脳に伝わって味を感知します。それが味覚です。

 

五味

 

味蕾の数は乳幼児期をピークに、年齢とともに減少していきます。乳幼児には約1万個の味蕾がありますが、高齢になると約3000~5000個まで減少してしまうそうです。

 

つまり、味を感知する能力=味覚は、年齢とともに鈍くなるのです。

 

よく「年をとって味がわかるようになった、舌が肥えた」などと言いますが、それは学習や経験によって獲得したもので、味覚自体が鋭くなったわけではないようです。

 

だからこそ、味を敏感にキャッチできる幼児期が、豊かな味覚のベースをつくるチャンスとなるのです。

 

 

子どもにとって「おふくろの味」は一生ものに

おふくろの味

 

幼児期に味の濃いものに慣れてしまうと、調味料なしでは「味がしない」「美味しくない」と感じるようになり、素材本来の味や香りでは満足できなくなってしまいます。

 

とくに、五味のなかでも「病みつき」になりやすい甘味・塩味や、素材の味を隠すマヨネーズ・ケチャップ・ソース・ドレッシングなどは、与えすぎに注意したいところです。

 

ですから、家庭で作る料理は薄味を基本に、素材の味を生かせる和食が理想的といえるでしょう。

 

子どもの頃から薄味に慣れることで、肥満や生活習慣病のリスクを減らすとともに、素材本来の味が感じられる味覚が育まれます。

 

オウチの料理が薄味で定着すれば、一緒に食べる大人にとっても、健康へのメリットは大きいですよね。

 

さらに、子どもの成長に合わせて五味をバランスよく取り入れながら、いろいろな味を経験させることで豊かな味覚が養われ、食の楽しさや味わう喜びも広がっていきます。

 

こうして、子どもの頃に慣れ親しんだ味は、いわゆる「おふくろの味」として記憶に残り、「食べて安心できる味」として舌が一生覚えているのです。

 

だから、大人になっても「おふくろの味」を味わうと、しっくり&ほっとできるんですね。

 

でも、子どもが記憶している味が母の味ではなく、ファストフードやインスタント食品の味だったとしたら……これはちょっと悲しいことだと思いませんか?

 

 

ママさんが頑張り過ぎないことも重要

食品添加物

 

とはいっても、いくら「食育」や「食の安全」が大切だからといって、何から何まで一から手作りするのは大変です。

 

食品添加物についても(国の安全基準の範囲で使われているとはいえ)、できるだけ避けたいというママさんも多いようですが、今の時代、食生活から添加物を一切排除するのは至難のワザといっても過言ではありません。

 

毎日インスタント食品というのは考えものですが、「すべて手作りしなきゃダメ」とこだわり過ぎると、ストレスばかりたまって長続きもしません。

 

要はバランスです。

 

「旅行中なら市販のベビーフードでもいい」「たまには時短&手抜き料理でもいい」「時々ならこれを与えてもいい」

と考える余裕も必要なのではないでしょうか。

 

たとえば、煮物やカレーを作る時に水煮の野菜を使えば、調理の時間や手間が省けるうえに、レトルトの加工食品(完成品)よりも、摂取する添加物を減らすことができます。

 

味の濃いスナック菓子についても、家で与えないのであれば、たまに外で食べる分は許容範囲としてもいいのではないでしょうか。

 

また、多くのママさんが悩んでいる「子どもの野菜嫌い」について、二人のママさんからはこんな体験談も聞かれました。

 

 ・嫌いなキャベツもお好み焼きにすると食べる。ホットプレートで自分で焼いたり、みんなで一緒に調理するのが楽しいのかも

 ・家庭菜園で作っている野菜は、嫌いなピーマンでも喜んで食べる。自分が世話をして育てた野菜だから愛着があるんだと思う。無農薬で育てた自家製野菜は安心・新鮮、買うよりも安上がりで一石三鳥!

 

嫌いなものを無理して(味をごまかして)食べさせるのではなく、一緒に楽しんで食べるシーン作りも、子どもにとっては何よりのご馳走なのかもしれませんね。

 

もちろん、食に関して安心・安全・健康は最優先ですが、「これは食べちゃダメ」「これは食べなきゃダメ」ばかりでなく、まずはママさんが頑張りすぎないこと、心に余裕を持つことが大切なのではないでしょうか。

 

ママさんがストレスをため込んで、キッチンや食卓でガミガミ言っていたら、子どもだって食べる気がしなくなっちゃいます。

 

子どもが元気でいられるのは、笑顔のママさんがそばにいてくれるから。

 

ママさん自身も子どもと一緒に楽しむ気分で(ダイエットにも役立ちますよ!)、日々の食育と向き合えたらハッピーですよね。

writer

SmileTree 編集部

家族の笑顔をまもるサイト「SmileTree」の運営スタッフが、悩みを解決し、生活を豊かにする情報を発信していきます!

back next

このページのトップへ